宮城県気仙沼市の観光プロモーションの一環として、年間を通じて掲示されることを目的とした観光ポスターを制作しました。市内の観光施設、飲食店、宿泊施設、交通機関などに掲出され、「気仙沼らしさ」を伝えるビジュアルで観光客や地元の方々への情報発信・共感喚起を図ります。
四季を問わず掲示できる“通年用観光ポスター”の制作
「海と共に生きる気仙沼」の姿を観光客・地元の方に届けること
地域資源だけでなく、人の営みや暮らしも含めて魅力を発信すること
長期掲示を前提に、見飽きない・語りたくなるビジュアルを目指しました
気仙沼湾の俯瞰写真を土台に、海や人の営みを手描きのイラストで丁寧にコラージュ
イラストは、気仙沼に移住されたイラストレーター・山本重也さんによる描き下ろし。温かく柔らかなタッチで、地元の風景・行事・人物を魅力的に表現
海上には漁船・定置網・海上太陽光パネルなど、気仙沼の「海との共生」を象徴する要素を配置
地上には、赤い神社階段からの眺めや、山車、お祭りの風景、観光客の様子をにぎやかに表現
メインキャッチ「海と生きる 気仙沼」を中心に、オレンジ色で都市名を印象づける
キャッチコピー:海と生きる 気仙沼
ビジュアル:俯瞰写真+山本重也さんによる描き下ろしイラストコラージュ
要素:海の幸(サンマ、牡蠣、カツオ)/気仙沼大島大橋/祭りの山車/観光客の笑顔/赤い鳥居と階段
地図パーツ:宮城県内での気仙沼の位置を示すビジュアル
QRコード:観光情報サイトリンク付き
制作時期:2024年春〜夏
クライアント:気仙沼観光推進機構
サイズ:A1ポスター
使用ソフト:Adobe Illustrator/Photoshop
イラスト:山本重也(やまもと・しげや)さん/気仙沼在住イラストレーター
市内主要施設や交通機関などで通年掲示され、観光案内所では「ポスターの場所を訪れたい」との声も
山本さんのイラストが「親しみやすい」「写真とは違う魅力がある」とSNSでも話題に
市内外のイベントや物産展などでも掲示され、首都圏からの問い合わせも増加中
「まち全体を楽しむきっかけになった」と来訪者からの声多数
このポスターは、風景や特産品だけでなく、人の暮らしや笑顔も含めて「気仙沼というまちの全体像」を描き出すことを意図しています。山本重也さんのイラストの力も相まって、温かくて奥行きのある一枚になりました。今後も、地域と移住者の協働による観光・ブランディングの形を育てていきたいと考えています。