クラシックな香りと手仕事の温もりを伝えるロゴ
気仙沼にあるカフェ&カレーのお店《Vibras(ビブラス)》のロゴデザインを担当しました。
店名にはラテン語で“振動”や“感覚”といった意味が込められており、香りや味、空間から伝わる「五感で味わう体験」をロゴでも表現しました。
ロゴの中心には、昔ながらの手動コーヒーミルサーをモチーフにしたアイコンを配置。
上部からこぼれ落ちるコーヒー豆のイラストは、挽きたての香ばしさを想起させると同時に、動きのあるグラフィックとして店舗の活気を表現しています。
ロゴ全体にはインクの掠れ(かすれ)表現を加え、まるでスタンプを押したかのようなクラフト感を演出。
手づくり感のある温もりと、クラシックで落ち着いた印象が調和し、《Vibras》の持つ世界観とマッチするデザインに仕上げました。
このロゴは、店舗看板はもちろん、コーヒーカップや焼き菓子のシール、チョークボード、各種パッケージに幅広く展開されています。
どの媒体でも自然になじみながら、ブランドとしての一貫性をしっかりと保っています。
地元に根ざした店舗の“らしさ”を伝えるビジュアルツールとして、訪れる人の記憶に残る「第ゼロ印象」を意識したロゴデザインです。
コーヒーの香りとともに、心に残るロゴになるよう願いを込めて制作しました。