企業ホームページを制作してもらったあとの運営方法と必要金額

2021.02.01

「企業ホームページを作ってもらっても、その後どうやって運営すればいいかわからない」という理由で制作をためらっていませんか？
実はほとんどの制作会社では、運営・管理を代行していることをご存知でしょうか？

【基礎知識】企業ホームページ運用のための作業とは？

企業ホームページは制作、公開をして終わりではありません。維持運用していくには、主に以下の作業が基本となります。

● サーバーとドメインの契約状況管理
● 問い合わせ対応
● コンテンツ更新
● トラブル発生時の対応

企業ホームページは、会社の看板や案内になるだけでなく、インターネット集客の要素も兼ねています。
何か月もほったらかしの店舗が存在しないように、コンテンツにも小まめに手を加えていくことが集客への第一歩です。
開設後にアクセス数が伸びなければ、コンテンツ内容の見直しが必要かもしれませんし、SEO対策自体を考え直さなければいけないかもしれません。

ホームページ運用管理の種類と内訳

冒頭でもお伝えした通り、業者にホームページ制作を依頼した場合、ホームページを維持・管理する運用管理も請け負ってくれるのが大半です。
ホームページ運用管理の種類は、大きく分けて「維持管理」と「運用」の2種類があります。それぞれ、どのようなものかをまとめました。

維持管理

サーバ費用	ホームページを公開するの場所のレンタル代のようなもの。月数百円からのレンタルサーバもあるので、年間で数千円から数万円程度。
ドメイン管理	URLアドレスの一部。ネット上における住所と名前のようなもの。年間数百円から数千円程度。
SSL	データを暗号化して送受信する仕組み。セキュリティを維持するうえで必要。
メンテナンス	ワードプレスのバージョンアップなどに対応する
アクシデント	サーバダウンなどのトラブル対応

運用

コンテンツ更新・コンテンツ制作	原稿の修正・作成や画像差し替えなど。コンテンツに関わる業務です。業者に頼むと、テキスト1文字につき〇円、画像1枚につき〇円などと請求されることが多い・作業時間1時間で〇円というような時間制の業者もあり。
アクセス解析・レポート	ホームページに訪れた人の人数や、検索ワード、どの地域の人からのアクセスが多いかなどの情報を解析し、レポート提出してくれるサービス。
SEOコンサルティング費用	アクセス数が伸びない場合、集客率を上げるためにアドバイスなどを受けることができる。本格的なものだと月数十万円も。

ホームページを運用する費用で最低限必要なものは、サーバ費用とドメイン管理です。
これだけは自社でおこなって、その他の運用を業者に任せるというやり方もあります。

ホームページ運用・管理費の相場

運用管理をどこまで業者に任せるかによって変わってきますが、大体5000円から5万円を見積もっておくと良いでしょう。
一般的に多いのが5000円から2万円程度の運用管理費です。最低限必要なサーバとドメイン管理に加え、アクシデント対応や簡単なコンテンツ修正も対応してくれます。
2万円以上となるとワードプレスなどのCMSメンテナンスや、解析レポートなどのサービスが付随してきます。
5万円以上だとSEO対策やコンテンツ作成のサービスがありますが、本格的なものだと月20万円から50万円かかる場合もあります。

【参考知識】ホームページ種類別の運用管理

最後に参考知識として、ホームページの種類によって変わる運用のポイントを紹介します。

ホームページの種類	ポイント
コーポレートサイト	企業の公式ホームページのことです。ページ数が多く、コンテンツ更新などの管理が必要となります。アクセス解析をしながらのSEO対策も必須です。
ランディングページ	ランディングページとは、1枚の長い広告のようなイメージです。常にCVR（顧客転換率）を意識した運用が必要です。
リクルートサイト	人材募集などの採用サイト。エントリー数によってサイトの善し悪しが決まるため、リクナビなどの大手求人サイトを活用しながらの運用が必要となります。
ECサイト	自社の商品をホームページ内で検索、販売できる仕様になっているホームページ。ネット上だけではなく、商品の仕入れや在庫管理、配送などの実務負担も増えるため、運用コストが高額になります。
オウンドメディア	自社ブランドのメディア発信。SEOに強く、長期的な運用で顧客獲得を目指すもの。専門知識が必要なので外部のアドバイスが必須になります。